自然に生える草

自然とともにあるシンプルな暮らし、庭づくり、ランドスケープ、建築。

生ごみをたい肥化する最も簡単でローコストな方法

庭があるなら、生ごみをたい肥にして、有効活用したいものです。

生ごみたい肥で野菜を作って、食べて、その野菜くずをまた土に戻す。小さな循環系が身近な庭先で生まれるのは、気持ちが良いものです。

 

少人数の私の家族から出る野菜くずやお茶殻、コーヒーのくずの量なんてたかがしれていますが、多くの家庭が生ごみを出さないようにすればかなりの量になるので、たい肥化するためのコンポスト容器や、機材に補助金を出している自治体も多いですね。

 

しかし、コンポスト化も、虫が湧いたり、結構な手間がかかってしまいます。広い裏庭があって、木の枝で囲った「しがらみ」に落ち葉を入れたようなたい肥場なら良いのですが、道路に面した狭い庭に、プラスティック製のコンポスト容器が置いてあるのは美しくもなく、そこから匂いが漏れ出るのではないかと気がかりです。

 

最も簡単な方法は、土に直に埋めてしまうこと。

 

このやり方は、有機野菜を作っている方から教わった方法です。コンポスト容器に入れるより楽で、コストが全くかかりません。ただ単に穴を掘って埋めてしまうだけですからね。

 

生ごみをごみ箱に入れておくと、臭くなるし、夏場はショウジョウバエが発生してしまう。コンポストもそうですね。

エグイ生ごみになる前に、庭に埋めちゃうのです。

 

小さいクワでちょっと掘って土を被せるだけ。野菜くずやお茶殻、コーヒーかすなら、深く埋めなくても大丈夫で、いつの間にか土に帰っています。

魚の頭などは、カラスや猫が掘ってしまうのでちょっと深めに埋めます。魚の頭は、生ごみでごみ箱に入れておくと匂いがキツイのですが、庭に埋めれば良いたい肥です。

 

埋める場所は、毎日位置をずらします。植物の間の隙間に埋めたり、今の時期だと夏野菜を片付けた後の場所に埋めていきます。結構すぐに生ごみも土にかわるので、狭い庭でも、案外ローテーションができます。

 

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そして、思いがけず、食べられる植物が生えてくることもあります。

庭があれば、ぜひお試し下さい。