しんしんと寒さが増してきて、気づけば12月も三分の一が過ぎました。どんよりと曇った白い空と枯れ行く草木。こんな風景も悪くありません。晴れた日は、それはそれは気持ちが良いけれど、どんよりと曇った日も、しみじみと落ち着いた良さを感じます。
東京の、この時期は、きらびやかな電飾があふれ、人がごった返しにうごめいていて、活気がある中にも、夜の暗さが強調されて、なんだか逆に寂しいような気分になってしまうのですが、自然の中にいると、平穏な気持ちになるから不思議です。
今年、私の小さな庭で、最も勢力を発揮したのは、このラムズイヤです。
最初は南側に植えていましたが、他の勢いの強い植物の影になって、消えそうになってしまったので、東側に移植したものです。移植二年目で、立派なグランドカバーになるくらい増えました。
プクプクと手触りの良い動物の毛のような葉は、この数日の寒さで、あっという間にシナシナになって、溶けてしまいそうです。
こちらは、シロタエギク(ダスティミラー)です。
シルバーがより際立ってきました。こちらのシルバーリーフは、冬でも枯れることなく、殺風景な庭にボリューム感を与えてくれます。
シロタエギクは、寄せ植えの背景として脇役的な使われ方をすることが多いようですが、野放しで、大きな塊になるので、庭の重要なアクセントとして主役になっています。
葉の形が違いますが、こちらも、シロタエギク(ダスティミラー)です。
ニュールック という新品種のようです。ヨモギの葉に似た切れ込みが少なく丸い葉です。
白い葉が一層白くなって、霜が降りたように、はっと目を引く鮮やかです。
シロタエギク(ダスティミラー)
学 名 Senecio cineraria 'Cirrus'
科属名 キク科キオン属(セネシオ属)
分 類 耐寒性多年草